6月某日 サンドイッチ

サンドイッチ、たまに食べたくなる。で、作る。我が家は、作れるものは大体、家で作る。グリーンカレーだって、インドカレーだって、ピザだってハンバーガーだってだいたい作る。そうしたほうが、好みのものに近いものができる。手を使って物を作るという喜びもある。


で、サンドイッチだ。昔はうすーいパンが好きだった。十枚切りぐらいの。そこに、うすーいハムとかきゅうりとかを挟む。ツナや卵のペーストもうすーく塗って挟む。サンドイッチというのはそういうものだ、と思っていた。しかし、今はまったく逆である。パンは四枚切り。そこに、ごわっと具を挟む。ゆで卵三つ使ったペーストとか、ベーコンとハムと目玉焼きと卵とチーズとか、ごわっと挟む。で、無言で食べる。こうなってくると、十枚切りサンドイッチとはもはや別の食べ物だ。今はこれが美味しいと思う。
 

この先自分がどういうサンドイッチを食べているのか、まったく想像できない。より「厚」に行くのか、逆に「薄」に回帰するのか。中途半端に六枚切りとかになるのが一番面白くない。あるいは具に「焼き豆腐」などを挟み始めるかもしれない。


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